【モビーディック再び!】
映画「白鯨との闘い」を試写会で観てきました。
監督がロン・ハワードということもあり、期待度は
高かったのですが、その期待を裏切ることのない
見応え抜群の作品でした。
最初は「白鯨」のリメイクだと思っていたのですが、
実はそうではなくて、「白鯨」が書かれるに至った際
の取材の話なのです。
「人間対クジラ」のシンプルな話ではなく、船乗り
達の間に渦巻く「人間対人間」の確執のドラマが、
とても重厚で秀逸。
悲劇的な事実も明かされ、胸にドカッと重い思い碇を
降ろされた気分になってしまいました。
もちろん、モビーディックもその姿は、あの時代の
「彼」とは比べ物にならないほどの大迫力!
※ポスター参照。
「どうせなら3Dで観たかったなぁ」と思った程です。
役者さんたちの役作りも究極で、漂流によって痩せて
いき、最後には骨と皮だけのガリガリ君になっていく
その姿は、演技の域を完全に超えていました(笑)。
あの無敵のマイティー・ソーが、シンデシマイ・ソーに
見えたのは私だけではなかった筈です(寒)。
いずれにせよ、新年最初の1本目として、大満足の映画
でした。
断然、お薦めです。
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